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（塾経営コラム）

学習塾経営での失敗を回避して成功するには？陥りがちな失敗パターンと対策を紹介

2019年06月07日

独立開業を考えたとき、やはり頭をよぎるのは、「失敗したらどうしよう」という不安ではないでしょうか。学習塾経営の場合、失敗には何か決まったパターンがあるのでしょうか？

今回は、学習塾経営で陥りがちな失敗とその対策、そして成功に導くポイントに関してお伝えします。不安の解消にぜひお役立てください。

学習塾経営とはどんな仕事？

まずは学習塾経営の具体的な仕事内容と、どんなタイプの人が向く仕事なのかを確認しておきましょう。

直接勉強を教える必要はなく、資格・経験は不要

独立開業に学習塾経営を考えたとき、多くの方は資格や経験に関して不安を感じられるようです。しかし、学習塾の開校および経営に教職などの資格は不要ですし、指導経験がなくても大丈夫です。もちろん指導経験があることは、学習塾経営の力となります。指導を担当するのは講師なので、自分自身が生徒に勉強を教えることはありません。

学習塾経営で成功しやすいのはこんなタイプの人

学習塾経営で成功する人には、共通する傾向があるのは事実です。成功しやすい方は、以下のようなタイプの方です。適性があるかどうか、自分に当てはめて考えてみましょう。

＜子どもが好き＞
生徒相手の仕事ですから、直接指導することがなくても、子どもが好きで、子どもの将来を真剣に考えることが求められます。

＜人（アルバイトスタッフ）をまとめるのが好き＞
直接生徒を指導することはなくても、講師を採用して気持ちよく働いてもらい、いい指導を実行してもらう必要があります。人をまとめることが好きであることも、学習塾の経営者としてとても大切な条件です。

学習塾経営の年収はがんばり次第！

学習塾経営者としての年収は生徒数によって決定します。生徒数が増加して月謝の総額が増えれば、年収は着実にアップしていきます。ただし、安定した生徒数を確保できるまでには、それなりの期間と相応の努力が必要です。

学習塾経営者として年収を上げていくためには、生徒数を増やし、生徒数増加に合わせてきちんと指導を行える環境整備が必須になります。

その点、知名度の高い学習塾フランチャイズであれば安心する保護者も多く、生徒数増加のための地道な努力が実を結びやすいでしょう。

学習塾経営に失敗してしまうパターンとは

一方、学習塾経営に失敗してしまうパターンに共通する傾向はどんなことでしょうか？

開業前の準備不足

どんなに適性があっても、以下の準備が不十分であれば経営は成功しません。

＜資金計画＞
開業にかかる費用を計算し、どの程度自己資金で用意できるのかはもちろん、融資はどうするのかまで計画する必要があります。学習塾フランチャイズ経営であれば、加盟金も必要なことを忘れてはいけません。

＜周辺のマーケット調査＞
開校予定地周辺の学校・駅・子どもの数・競合状況を調査し、マーケットを把握する必要があります。

＜収入シミュレーション＞
家賃・水道光熱費・講師給与・ロイヤルティなどを除き、いくら収入が確保できるのかしっかりシミュレーションして収入予想を立てます。

講師が確保できず授業の質が保てない

学習塾の評判は講師の質によるところが大きいものです。講師の指導に問題があり生徒が離れてしまうケースもあれば、講師の人数確保に失敗してプログラムの実行が不可能になるケースもあります。

経営者の営業努力不足で生徒が集まらず、運営資金が尽きる

学習塾を開校すれば生徒は勝手に集まってくるという考えはとても危険です。生徒を集めるための宣伝・広告、保護者や近隣住民とのコミュニケーションなど、経営者自ら行うべき営業努力が不足すると、収入に影響が出ます。また、経営者自身の勤務態度や運営方針などの考え方自体に問題があれば、学習塾の評判が一気に悪くなってしまう恐れがあります。